デイサービスの相談員として働いていると、毎月必ずやってくる「送迎表作成」という名の地獄がある。
利用者さんの自宅住所、乗車時間、降車順、車両ごとのルート振り分け――。頭の中でパズルを解きながら、Excelのセルをひとつひとつ埋めていく。ベテランのスタッフでも2〜3時間はかかる作業だ。
きっかけは「もうやりたくない」という正直な気持ち
ある月曜日の朝、また送迎表の季節がやってきた。前月のデータを引っ張り出して、変更点をメモして、でも結局ゼロから組み直して……。そのとき素直に思った。
「これ、AIにできないか?」
半信半疑でClaudeに相談してみた。利用者さんの情報(住所・希望時間・曜日)をテキストで貼り付けて、「送迎ルートを組んでほしい」と頼んだ。
AIが提案したルートが、想像以上だった
返ってきた回答は、地域ごとにグループ分けされた効率的なルート案だった。もちろん完璧ではない。土地勘が必要な細かい調整は必要だ。でも「たたき台」としては十分すぎるクオリティだった。
今まで2時間かけていた作業が、AIの提案を修正するだけなら10〜15分で終わった。
相談員こそAIを使うべき理由
介護の現場では「AIは使いこなせない」という声をよく聞く。でも実際にやってみると、難しい操作は何もない。文章で話しかけるだけでいい。
相談員の仕事は「人と向き合うこと」だ。送迎表作成のような定型業務にかける時間を減らせれば、その分だけ利用者さんやご家族と話す時間が増える。
AIは仕事を奪うのではなく、本来やるべき仕事に集中させてくれるツールだと、送迎表を10分で終えた朝に気づいた。
次回は、実際にどんなプロンプト(AIへの指示文)を使ったかを詳しく紹介する。
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