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特定技能の定期面談、3か月ごとの記録をタップで作る無料ツール「定期面談メーカー」

便利ツール

こんにちは、レイレイです。

この夏、職場で新しい言葉を聞きました。自社支援への切り替えです。

特定技能で働く方を受け入れている事業所には、生活の相談や行政手続きの同行など、支援計画という義務があります。これを専門の機関(登録支援機関)に委託せず、自分たちでやることにする、という話でした。

「委託料が浮くのだな」と最初は思いました。要件を調べていくうちに、受け取り方が変わりました。これは費用の話ではなく、責任の話でした。

この記事では、自社支援に切り替えると必ずついてくる定期面談について、様式を開いて分かったことと、そのために作った無料ツールをお伝えします。

答え:定期面談は書類仕事ではなく、本人が守られているかを確かめる場です

先に結論です。私は定期面談を「決められた書類を作る仕事」だと思っていました。様式を開いて、それが間違いだと分かりました。

並んでいた確認項目は19個。給料や住まいの確認もありますが、その中に、明らかに毛色の違う質問が5つ入っていたからです。

定期面談とは(3か月に1回・1人につき2回)

支援計画の10項目のうち、期日が決まっているのが定期面談です。3か月に1回以上、ご本人と、その方の監督者(上司)に、それぞれ面談します。5人受け入れていれば、3か月ごとに10回です。

面談したら報告書を作り、求められたら出せるように保管します。2025年4月からはオンラインでも行えるようになりましたが、本人の同意が必要で、録画して契約終了から1年以上保管することになっています。初回と担当者が代わったときは対面が望ましいとされています。

区分確認すること
業務内容契約と違う業務をしていないか/ほかの事業主のもとで働いていないか/安全衛生
待遇報酬が契約どおり毎月支払われているか/労働時間/休日・休暇(一時帰国を含む)/住居/食費・居住費の負担/支援計画どおりの支援
保護暴行・脅迫・監禁/保証金・違約金の契約/通帳などの財産管理/旅券・在留カードを本人が持っているか/私生活の自由
生活日常生活のトラブル/健康状態
その他不法就労者がいないか/その他

※ 制度の内容は2026年9月時点のものです。実際の手続きは出入国在留管理庁の公表資料でご確認ください。

様式を開いて、手が止まった5つの質問

毛色が違うと書いたのは、この5つです。

暴行・脅迫・監禁等の不法行為を受けていないこと

相手方を問わず保証金の徴収・違約金を定める契約等がないこと

預金通帳の管理など不当な財産管理を受けていないこと

旅券・在留カードを自分で保管していること

私生活上の自由を不当に制限されていないこと

国が、受け入れた事業所に対して「3か月に1回、この人が守られているか確かめて報告しなさい」と言っている。そういう様式でした。

日本語で聞いた「はい」は、確認したことになるのか

質問の重さが分かった瞬間に、次の問題が来ます。この19個を、どうやって聞くのか。

「預金通帳の管理など不当な財産管理を受けていないこと」。この日本語を読み上げて、意味が届く人はどれくらいいるでしょうか。私が逆の立場で、覚えたばかりの外国語でこれを聞かれたら、たぶん分かったふりをして「はい」と答えます。

そして「はい」が返れば、様式の「問題の有無」には「無」と書けてしまいます。書類は完成します。確認したことになっていないのに。

申し送りは、伝わらなければ現場で気づきます。面談は、伝わっていなくても書類が完成してしまう。ここがいちばん怖いと思いました。

作ったもの:定期面談メーカー(無料)

それで、道具を作りました。やっていることは単純です。19個の質問を様式の並びのまま画面に出して、本人の言語も一緒に出す。それだけです。

① 19項目が、様式の順に並びます

参考様式第5-5号(本人用)と第5-6号(監督者用)の並びそのままです。「問題なし」「問題あり」「確認できず」をタップしていくと、そのまま様式と同じ順番の記録になります。コピーして様式に写すか、印刷して保管できます。

② 日本語の下に、本人の言語が出ます

ベトナム語、インドネシア語、ミャンマー語、ラオス語、ネパール語、タガログ語、クメール語、タイ語、中国語、英語の10言語です。通訳の方がいる面談では、そちらを優先してください。それでも、本人が質問を目で読める状態で面談ができるかどうかで、答えの重みが変わります。

定期面談メーカーの質問画面。日本語の質問の下にベトナム語の文が出て、問題なし・問題あり・確認できずをタップする

③ スマホを、本人に渡せます

ボタンを押すと本人の言語だけの画面になり、1問ずつ大きな文字で出ます。本人が自分で「問題ありません」「問題があります・話したいです」「わかりません」を選べます。最後に母国語で書ける欄もあります。

こうしたのは、「わかりません」を本人が選べるようにしたかったからです。面と向かって日本語で「わかりません」と言うのは勇気がいります。相手は上司で、自分の在留資格に関わる話です。黙ってうなずくほうが、はるかに楽です。

画面のボタンなら押せます。そして「わかりません」が1つでも記録に残れば、そこは次回もう一度聞く場所だと分かります。確認できていないことが、確認できていないと分かる。それだけのことですが、それが欲しかったのです。

本人に見せる画面。本人の言語だけで質問が並び、大きなボタンで答えられる

④ 次の面談の期日を数えます

前回の面談日を入れておくと、3か月後が近づくと色が変わります。本人と監督者で別々に数えるので、片方だけ抜けることもありません。

登録もログインもいりません。入力したお名前も記録も、お使いの端末の中だけに残ります。在留カード番号や生年月日を入れる欄は、そもそも作っていません。持たなければ、漏れることもないからです。

定期面談メーカーを開く(無料・登録不要)

正直に書いておきます

この道具は、施設が自分の面談記録を作るためのものです。届出書の作成代行でも、法的な助言でもありません。面談で「問題あり」が出たときの対応は、施設の責任者と、出入国在留管理庁の資料で確認してください。行政書士の先生に相談すべき場面もあります。

それから、この道具を使っても面談が簡単になるわけではありません。質問が伝わるようになるだけです。伝わった結果として「問題があります」と言われたら、そこからが本番です。給料のことなら経理に、住まいのことなら総務に、体調のことなら看護に。動くのは人です。

でも、伝わらないまま書類だけが完成する状態よりは、ずっといいと思っています。

有料版(Pro)でできること

無料版は、このまま無料で使い続けられます。あとから有料に切り替えることはしません。事業所で本格的に回すときに足りなくなる部分だけ、買い切りの有料版にしました。

無料版Pro版
様式どおり19項目をタップで記録
質問を10言語で表示・本人に見せる
コピー・印刷・次回期日の管理
登録できる人数3人まで無制限
AIで仕上げる(本人の言語のまとめ付き)
CSV書き出し
料金無料4,980円(買い切り・1事業所)

「AIで仕上げる」は、面談のメモから様式に書く文章を作ります。あわせて本人の言語で「今日確認したこと・施設が約束したこと」のまとめを返すので、本人に見せて「自分が言ったとおりか」を確かめてもらえます。お名前や施設名は端末の中で伏せてから送るので、こちらが個人を特定できる情報を受け取ることはありません。

端末は何台でも、支援担当者が交代しても、1事業所につき1回のお支払いです。銀行振込・コンビニ払いにも対応しています。見積書と請求書もお出しできます。

定期面談メーカー Pro(買い切り 4,980円)

まとめ

  • 自社支援への切り替えは「安くなる」ではなく「引き受ける範囲が増える」
  • 定期面談は3か月に1回・1人につき2回(本人と監督者)。確認項目は19個
  • 19個の中には本人を守るための質問が並んでいる。書類仕事ではない
  • 日本語で聞いた「はい」でも様式は完成してしまう。伝わらないまま完成するのが、いちばん怖い
  • 質問を本人の言語で出す無料ツールを作りました → 定期面談メーカー

面談は、様式を埋める時間ではなく、その人がちゃんと守られているかを、伝わる言葉で確かめる時間です。


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