「昨日の夕方の録画、見られる?」
防犯カメラの録画を見たいのに、操作がわかる人がその場にいない。めったに触らない機械ほど、いざという時に手が止まります。
答え:操作の順番を6行で書いて、画面の写真4枚と一緒にAIに渡したら、印刷してそのまま貼れるA4のマニュアルが1枚できました。丸印・矢印・説明文は、全部AIが付けたものです。

何を渡したの?
写真4枚
スマホで撮った、そのままの写真です。
- マウスの表(ログイン用の番号のシールが貼ってある)
- マウスの裏(電源スイッチと、青いランプ)
- ボタンがまるく並んだメニュー画面
- 録画を再生しているときの、画面の下のボタン
書いた言葉6行
実際に送った文です。きれいに書き直していません。
防犯カメラの録画の確認方法のマニュアルを作って。
マウスの電源入れて
画面をクリックして
緑の▶ 再生マーク選んで
画面真ん中下の≪でまき戻し ≫で早送り
■で元のライブカメラに戻る
コツは、自分の手が動く順番のまま書くことです。「どのボタンを押すか」だけでよく、文章を整える必要はありません。写真は、初めての人が「どこを押すの?」と迷いそうな画面を撮ります。
AIは何をしてくれたの?
渡した6行を、5つの手順に組み直してくれました。

- 写真を切り抜いて、押す場所に丸印と矢印を付ける(「スイッチを ON へ」「緑の▶ 再生」など)
- 「≪ まき戻し」「≫ 早送り」「■ ライブに戻る」の札を、ボタンのすぐ上に付ける
- 日付と時刻の帯を黄色の枠で囲み、「この時刻を見ながら探す」と書き添える
- 最後に「見終わったら■で戻す。マウスの電源はOFFに」を足す
- いちばん下に「困ったら何も押さずに相談員へ」の一言
うれしかったのは、AIが自分で足した文を、分けて見せてくれたことです。「ここは私が足しました。違っていたら消します」と言ってきます。機械で確かめていない一文(「映像は消えません」)は、最終版から外しました。
もうひとつ。マニュアルの紙にはパスワードの番号を書かず、「モニターの下の黄色いシールの番号を入れてください」としてくれました。紙が事業所の外に出ても困らないようにするためです。
1回で完成した?
2回頼みました。最初は写真を使わず、絵に描き直した版が出てきました。カメラの画面に人が映っていたので、AIが気をつかったようです。「実際の写真を使ってほしい」と頼み直すと、映っていた人にモザイクをかけたうえで、写真入りの版に作り直してくれました。
写真をブログやSNSに出すとき、何を隠す?
事業所の中に貼るだけなら、写真はそのままで構いません。この記事のように外に出すときは、次の4つを隠しました。
- パスワードの番号(マウスとモニターにシールが貼ってありました)
- 防犯カメラに映っている建物・車・人(建物の形や車で、事業所がわかってしまいます)
- 背景の掲示物(勤務表や連絡の紙は、ぼけていても拡大すると読めることがあります)
- 機器の製造番号(マウスの裏のシール)
この隠す作業も、AIに「パスワード・製造番号・カメラの映像・背景の掲示物を隠して」と頼んでやってもらいました。仕上がりは、拡大して1枚ずつ自分の目で確かめています。
どのAIを使ったの?
私が使ったのは Claude Code(クロード・コード)です。パソコンの中でファイルを作ってくれるAIで、マニュアルは印刷用のPDFで受け取りました。「Googleドライブの仕事のフォルダーにも入れておいて」と頼むと、そこまでやってくれます。
やりとりは、次の3回だけでした。
- 写真4枚と6行を送る
- 「実際の写真を使ってほしい」と頼み直す
- 「Gドライブの仕事フォルダにも入れておいて」と頼む
ITが苦手でもできる?
私が書いたのは、操作を思い出しながら打った6行だけです。レイアウトも、丸印も、言葉の言いかえも、AIがやっています。「ちょっとAIを触ったことがある」くらいの方なら、そのまま真似できると思います。
防犯カメラのほかにも、コピー機のスキャンのしかた、送迎車のカーナビの登録、電話の転送のかけかたのような「たまにしか使わないのに、止まると困る機械」に向いています。
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