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「今日の入浴可否」をスマホで一発共有|介護施設で作る無料リアルタイム掲示板の話

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こんにちは、レイレイです。今日はちょっと毛色を変えて、デイサービスの現場で実際に使っている「スマホで見られる入浴可否の掲示板」のお話です。

毎朝の風景、思い浮かべてみてください。看護師さんがバイタル測定をして、紙のチェック表に「OK」「中止」を書き込む。介護職員はその表を見にナースステーションへ走る。送迎担当は浴室担当に確認しにいく。情報が紙1枚に集中していて、見たい人がそこに来ないと何もわからない。

うちでは、この情報を看護師さんのスマホ1タップで、全スタッフのスマホに即反映できる小さなツールを作って運用しています。完全無料、コピペで作れます。


こんなツールです(完成イメージ)

まずは画面を見てください。ご利用者の名前と、3つのボタン(入浴OK/シャワー/中止)が並んでいるだけのシンプルな掲示板です。

入浴可否シェアの完成イメージ画面
完成イメージ:ご利用者名と3つのボタン(入浴OK/シャワー/中止)。看護師がタップした瞬間に、全員のスマホに反映されます。

使い方はとても簡単です。

  • 看護師さん:バイタル測定後に、その方のボタンを1つタップするだけ
  • 介護職員・浴室担当・送迎担当:自分のスマホで掲示板を開きっぱなしにしておけば、勝手に最新の情報に切り替わる
  • 「リアルタイム同期中」の緑のドットが、ちゃんと繋がっている目印

「誰がいま◯◯」を見たいときに、相手を呼びに行かなくていい。これだけのことが、現場の動きを驚くほど軽くしてくれます。


「LINEでよくない?」「スプレッドシートじゃダメ?」

はい、よく聞かれます。実際、両方とも試したのですが、こんな壁に当たりました。

  • LINEグループ:未読が溜まる/古い情報がすぐ流れる/個人情報を流すのが心配
  • Googleスプレッドシート:複数人が同時に編集すると競合/開きっぱなしだと更新通知が来ない/表が崩れる
  • 紙のチェック表:見たい人がそこへ行かないと見えない/消した・書いたが追えない

「入浴可否」という「いまの瞬間の情報だけ知りたい」用途にぴったりはまる道具が、世の中になかったんです。それなら自分たちで作ろう、という話です。


使った道具:Firebase(無料)

Googleが提供している Firebase(ファイアベース) という仕組みを使います。難しそうな名前ですが、要は「ボタンを押したら全員の画面が同時に切り替わる仕組み」を、無料で借りられるサービスです。

30名規模のデイサービスなら、1か月使っても完全無料の範囲に収まります。クレジットカードの登録すら不要です。

必要なものは2つだけ。

  • 施設で使えるGoogleアカウント(無料で作れます)
  • HTMLファイルを1つ用意できる人(IT担当者さん/業者さん/詳しい職員さんのどなたか)

作り方は大きく4ステップ

細かい手順は後半に書きますが、まず全体像だけ。「これを誰かにお願いするんだな」というイメージを掴むためのものです。

  1. Firebaseに登録(10分)── Googleアカウントでログインしてプロジェクトを1個作るだけ
  2. 「合言葉」でロックをかける(10分)── 外部の人がのぞけないように、施設の合言葉を設定
  3. 掲示板のHTMLを置く(20分)── サンプルファイルをコピペして、ご利用者名を書き換えて公開
  4. スマホでブックマーク(5分)── 全スタッフのスマホで掲示板URLをブックマーク/ホーム画面に追加

合計1時間もあれば完成します。「ちょっと詳しい職員さん」がいれば、その方が主役で進められます。


IT担当者さんへの依頼テンプレ

ご自身で作るのが難しければ、IT担当者さんや業者さんにお願いする想定で、コピペで使える依頼文を用意しました。

📋 依頼文サンプル

「介護施設の入浴可否を、スタッフ間でリアルタイム共有するWebツールを作ってほしいです。
・利用技術:Firebase Hosting + Firestore(無料枠で運用)
・画面:ご利用者名簿(約30名)+ 3ボタン(入浴OK/シャワー/中止)
・要件:複数端末でリアルタイム反映/合言葉でアクセス制限/個人情報はイニシャル運用
・参考記事:(このページのURL)
おおよその工数と費用感を教えてください」

業者さんに頼んだ場合の目安は、最初に作るだけなら 1〜3万円 ほどが相場感です(あくまで参考値。地域や業者によります)。


運用してわかった「やってよかったこと」

1. スマホのホーム画面にアイコンを追加できる

普通のアプリのように、ホーム画面にアイコンを置けます(PWA化)。ブラウザを開く手間がないので、看護師さんの「ひと手間」が消えました。

2. 操作ログが残せる

「誰がいつ◯◯様を入浴OKにした」が、後から見返せます。万一の確認や、新人さんの教育振り返りに役立ちます。

3. 1日が終わったらリセットボタンで一括クリア

当日の業務が終わったら、画面の「明日へリセット」ボタンを担当者が押す運用にしています。自動化はあえてしません。「リセットした=今日が終わった」という人の動作を残したほうが、現場の感覚に合うからです。


気をつけたいこと(必ず読んでください)

  • ご利用者のお名前は「田中M様」など、イニシャル表記で運用する。フルネームをデータに残さない設計が安全。
  • 合言葉は半年〜年1回更新する。退職者が出たら必ず変更する。
  • 導入前に施設長・法人本部に必ず相談する。個人情報保護方針との整合確認が必要です。
  • ご家族向けに公開する場合は、家族用画面を別途用意する。職員用とは見える情報を変える。

便利さに飛びつく前に、運用ルールをちゃんと整える。これは紙のチェック表でも同じです。デジタルになると一気に拡散リスクが上がるぶん、最初のルール作りに少し時間をかけてください。


まとめ

  • 「入浴可否」のような「いまの瞬間の情報」は、Firebaseで作るリアルタイム掲示板が向いている
  • 30名規模なら無料・1時間で構築可能
  • 個人情報はイニシャル表記・合言葉・法人内合意の3点セットを忘れずに
  • IT担当者さんに頼むなら、本記事の依頼文テンプレをコピペで使えます

現場の動線に合った、自分たちのちょうどいい道具を、自分たちで持てる時代です。完成品のサービスを買うのもひとつの選択ですが、小さく自作してみる経験は、施設のIT体力を確実に底上げします。

「うちでも試してみたい」「ここで詰まった」というご相談は、ツールリクエストフォームからどうぞ。同じ仕組みで別バリエーション(送迎可否・申し送り共有など)もご紹介できます。

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—— レイレイ(デイサービス相談員)

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